しましたー!!!
過去作と比べると比較的ライトな印象でした。
というか過去作がエグすぎるんや…笑
絶望感は相変わらずでしたが、この人の書くお話は絶望から希望へ向かう過程がとにかく素晴しくて、今回も健在でした。
好きなキャラは
1.コロネ
2.アレグロ
3.アーシャル様
でした。
正直コロネちゃんがいなかったらこのゲームクリアできてなかったかもしれないってくらい好きです。
そして何言ってもネタバレになりそうであんまり感想書けないのが悲しいです!!!
読書の秋だし、本を買う代わりにこれプレイするのがいいと思います!
前作「さささぐ」で文庫本6冊分ほどの文章量があったそうなので、それを超えてるかと。
ここからは個人的な感想です。
確かに安定の面白さ!ではありましたが、個人的にはあまりハマれませんでした。
キャラによってハマる話とハマらない話がある感じで、その温度差が結構大きかったんだけど…これは多分「結婚主義国家」にも言えることかも。
なのでそこは好みかな、と。
伏線の敷き方や回収は流石。
「そう繋がるの?!」って毎回驚かされます。
特に今作はその色が強かったかな。
上記で挙げた好きキャラ三人は、おもいっきし私の好みというか性格が出てるなぁと思います笑
これはもうネタバレになるからあまり言えませんが、基本主人公やスティ、オリーブ等のキャラにはあまり感情移入ができなかったのです。特にスティ。
むしろスティに対しては怖いとすら思ってしまったんですけど…悪い面がなさすぎるんですよね…。
主人公のルストもかなりの純真無垢。
汚れた心に育っちまった私には合わないキャラではありましたが、主人公がルストだったということは大きいと思います。
ただ、彼も悪性が無いんだよな…。
でも人類がいない世界だとそうなるんですかね…。
個人的には、各キャラの話に好みの温度差があり、話は全体的に長く感じてしまいました。
過去作は長くても夢中で読み進めたんですけど…今作はそれがあまりなかったんで合わなかったかも。
でもウォーターフェニックス作品の入門にはこれが1番おすすめです。
ここからは辛口感想とネタバレ
個人的に最も蛇足だと感じたのは、マルチエンディングでした。
特に、恋愛エンドで終わる女性陣。
恋愛要素がほぼ皆無に近いこの作品で、いきなりエンディングで恋人になられて戸惑いました。
百歩譲ってアルティアはわかるが。
恋人になるならさささぐのクリア後ストーリーみたいにしっかり書いて欲しかったな。
あとはなんといってもアレグロエンディング!
これが1番許せんかったです!
この物語の中で1番救ってあげたかったのはアレグロだったのに…!
キャラ贔屓で助けたかったと言ってるわけでは無いし、むしろアレグロのやろうとしてることや考え方には全く共感できないんですよ。
このゲームでなければ好きになってたかも微妙なキャラクター。
でもコロネちゃんが作中で言ってたように、アレグロの一途で真っ直ぐすぎるところがとても好きだった。
でも同時にそれが凄く危なっかしくて、だからこそアレグロが笑って過ごせる世界を作ってあげたかった。
なのになんだあのエンディングウウウ!!😭
いやあの終わり方でわからんくもないよ?
わからんくもないけどさ…報われなさすぎじゃないですかね?!
確かに大勢の人を殺したりしたけどさ…だからこそ姿を見せないの、わかるけどさ……!
それでもやっぱり、アレグロには笑ってて欲しかったな…。
でもコロネがアレグロについてくれたのは嬉しかったな。
ただの利害の一致でも、アレグロのそばにいたのがコロネで良かった。
コロネちゃんよく人を見てるから…そんなアレグロを最も近くで見てくれるのがコロネちゃんってのがいいんだよ。
コロネちゃんといえばアルティアを理解できるのがコロネちゃんだったってのも良かったです。
オリーブの分析もすごかったし、コロネちゃんの人の心に寄り添える面倒見の良さは流石コロネちゃんだった…
あれ、いつの間にかコロネちゃん語りに…