一昨日始めて今日一応クリアしました。スタッフロール見たし。
ラストは思わず鳥肌が立ちました。ぶっちゃけ出来が悪いゲームなのですが私は嫌いじゃないんですよね。進行不可になるバグがあるゲームだけど。進行不可になって最初からやり直しましたけど。
なんともかなり不思議なゲームでした。雰囲気や音楽、ストーリーが良かったからかな。
あと私が一番好きなのはセリフの言い回し。
「言い回し」というとなんだかいい風に聞こえますが、ぶっちゃけクソ翻訳。
でもね、このクソ翻訳がなぜかいい味出してるんですよ…。
ところどころセリフ変なんですけど、一番大事なここぞという、メッセージ性の高いセリフはこのクソ翻訳のおかげなのかなんか凄くいい感じになってるんですよね。綺麗な日本語よりもいい感じに。
若干MOTHERっぽさがクソ翻訳のおかげで出てるような。そんな感じ。凄く不思議です。
上記はこのゲームの良かった点。
悪い点は、「バグのオンパレード」。そしてクソ不親切設計。というかゲームとして死んでる。
まず一番ヤバいのは、先にも言った進行不可バグ。
パインツリー島の罠が最後の一個どうしても見つからなくて泣く泣く調べたら、自宅横の棚が収納されてたBOXにアイテム入れると消失するというバグがあるらしい。
これに該当したかどうかはわかりませんが、島中くまなく探しても見つからなかったから多分消失した。
何よりこのアイテムボックス、場所的に結構お世話になるのでもはやお前が真の罠かってレベルでひでぇ。
それから処理落ちがひどい。
長時間プレイしてると、ゲーム内の動きがカクカクになるしBGMは途切れ途切れに。
今時ゲーム機でそんなことある……?
オープンワールドでもなければ派手なアクションもないのに………。
翻訳しきれてない箇所が多数ある。
わざとか?わざとなのか…?
瓶詰めの手紙とか図書館の詩とかまんま英語になってんですけど。
島の名前。
島の名前が統一されてない。統一しろよ!
例えば、マップでは「メープル島」なのにクエスト一覧では「メープル島」って書かれてたり「カエデ島」と書かれてたり。どっちだよ!
キャラと話したあとしばらく動けない。
お前との会話は終わったんだ!行かせてくれよ!!
ボートの修理。
クエストにボートの修理があって、修理するとボートでしか行けないところに行ける…んですが、ボートなくても小亀を足場にすれば普通に行ける。
夜が暗すぎる。
キャラクターが動物だからなのか…?ってくらい明かりがない。
たいまつあるけど、ただのイベント進めるためだけのアイテムなので持ち歩いて周囲を照らしたりできない。焚き火に至っては煌々と燃え上がってるのに全く明るくならない。というかあかりの役割を持っていない。
…と、こんな感じでした。
あと水やりとか物を置く場所決めるのもやり辛い。
ゲームのシステム的には「もっともっと頑張れよ!」という、お粗末な出来。
それでもクリア目指してプレイできたのは、あの独特の雰囲気やセリフが良い事、私がドMだったからだと思います。
神ゲーになり得る素質はあるのに、システム面で台無しにしすぎ。定価で買う価値は正直無い。
可愛い見た目とは裏腹に、戦争で傷ついた人々の悲しい物語。
主人公は戦争で生き残ったけれど、今でもその過去に縛られて心はズタズタ。
スローライフで己の過去と向き合いながら、時が癒してくれるのを待つ。ただのスローライフではないところがこの作品最大の魅力だと思います。
まとめると物好きがプレイする良作にならなかったゲーム。
私のように、なんか好きな人は好きかも。