ネバエンジャ

楽しく生きよ

土を喰らう十ニヵ月

上映期間ギリギリですが観てきました!ずっと見たかったんですがてんやわんやしてたら遅くなっちゃった!

 

すっごく良かったです!!ジュリーが凄く合ってた!

私は土井先生の料理目当てで行ったんですが、もうね、土井先生だったわ……特におにぎりを綺麗な三角ではなく適当な形で、ギュッと握らないところとか🍙

梅干しと茗荷のおにぎりめちゃくちゃうまそうだったな…これ、DVD買おうかしら……。

 

肉と魚はありません。山菜と野菜がメイン。何故なら精進料理をベースに日常の食卓を彩っているから。

料理を作る際、必ずと言っていいほど庭や山で作業をするシーンが入る。

大自然の中で暮らす主人公ツトムさんが、山菜を取ったり、野菜を取ったり、お味噌をもらいに行ったり。

その時の大自然の音(というか映画全体の音)にすっごいこだわりを感じた。土を掘る音や風の音や雪解け水が流れる音や、亀が歩く音。

そんな大自然の中でとった食材を調理するんですが、主人公のツトムさんは、子供の頃口減しで京都のお寺に出されたという背景がある。

その為、料理を通じて「食べる事は生きる事、なので料理とは自然と繋がるということ」であったり、「生きているからには、死ぬということ」と、食べることのありがたさを禅宗の教えを交えながら伝えてくれる、そんな映画でした。

前半は生命力に満ち満ちた、「生」パートとして進みますが、後半はその対である「死」パート。

このメリハリがとても良くて、人間の「死」に対する恐怖を伝えてくれるから、「生」パートがとても活きてました。

 

「人のあるがままの姿」という感じで映画は終わりを迎えますが、人生の楽しさと、人はいつか死ぬし、死ぬ時は一人だという無常さを、食べ物を通して教えてくれる、なんともありがた〜い映画でした。観てよかった…。

そして流石土井先生監修です。食器も良かった。

やっぱ料理は食器でキュッと締まるよね。旅猿で黒田が料理振る舞うの見るたび、食器テキトーなのが気になってしょうがない笑

 

映画見た後はまぁ…当然和食食べたくなりますわな…。

というわけで京都劇場にある「接方来」へ。

実はここ、会社帰りに駅でいつも広告見かけていてずっと気になっていたのですが、これがもう大当たりでした!!

一番嬉しいと思ったのが、よせ豆腐に最初からかかってる薬味がかつおぶしではなく大量の茗荷だったこと。

私はお豆腐にのってるかつおぶしが好きではないので、だいたい避けちゃうか店員さんにお断りしてます。

しかしいざ運ばれてきたら茗荷の山!!!

パラダイスやんけ!!!お豆腐って大体後半戦に食べるので、茗荷のさっぱり感がすごく良かったです!!生姜もちゃんとピリ辛で、チューブじゃなくてすりおろしたやつだった…!

 

わかさぎと大葉の天ぷら、長芋グラタン、モッツァレラチーズのはるまき、鯛のカルパッチョ、おばんざい盛り合わせ、たらこと大葉の釜飯、赤だし、ほうじ茶アイス、そしてお豆腐を頂きました。どれもめちゃくちゃうまくて大満足…!これから京都駅出てきたらここだな。

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予告でやってた梅安の映画、めちゃくちゃ錚々たるメンツだったので観に行きたいわ…。