ネバエンジャ

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落語メモ兼感想

桂歌丸「塩原多助一代記」

初めての長編落語。歌丸師匠のゆったりとした話し方と声のおかげでとても聞きやすかったです。マクラでも言ってるけど、登場人物と場所が入り乱れすぎてしっかり聞かないとわけがわからなくなる笑

 

塩原多助の人生を描いた噺ですが、とにかく辛酸舐めまくりで可哀想な人生である。前編は兄弟同然に育った愛馬「あお」との別れの噺ですが、あおが泣くところで私も「ひぃぃん…」ってなってしまった…。泣く…。歌丸師匠の言い方がずるいよ…。

 

後半になってもずっと可哀想…。とはいえハッピーエンドで終わりはするんですが、辛い、悲しい描写はやたら丁寧なのに報われるシーンはほぼ端折られていたせいでハッピー感薄かった。ゼノギアスのDISC2かよ!!

あまりにも可哀想なので幸せになるシーンはもっと丁寧にしてほしかった。「なんやかんやで実父の誤解も解けて」ってなんやそれええええ!!!そのシーン私めっちゃ胸痛かったのにぃいいい!!!!

 

他の噺家さんだとどうなるんでしょうかこの噺。

噺の内容というよりも歌丸師匠の演技力の高さで感情揺さぶられる噺でした。