ネバエンジャ

楽しく生きよ

翻訳本って

読みにくいよね。基本的に本が好きというより物語やその世界観が好きだったりするので、読みにくい翻訳本は苦手です。でもその割に文体なんかはとても気にします。読みやすければいいってわけじゃ無いけど、読みにくいのが正解でも無い。想像力を掻き立てる文体がジャスティス。

 

でもそれ調べてみたらなぜか「じゃあ読むなよ」みたいな喧嘩腰意見多くてびっくりした。何様なんだこやつらは。(笑

 

素直に読みにくいもんは読みにくい!

前は日本の、昔の文学作品も読みにくいと思いながら読んでたけど、今はニュアンスで理解できたりする。

でも翻訳本はなんか違うんだよー。日本語なのに日本語じゃ無いみたい。

「海外の言葉と日本の言葉は違うから当たり前」という意見があったからそこはなるほどと思った。

原文を重視するかどうか、らしい。

 

それを理解できないとか、みたいな意見は。おかしいやろ。と思うがよ。

 

 

 

そんなわけで「教皇ヒュアキントス」が読みにくいですー。翻訳本の中では読みやすい方に入るけど…。

翻訳本でもう目から鱗だったのは、フレドリックブラウンの「天使と宇宙船」。でもなんとなくこの手の感じは上記のような方々からは否定的な意見しか出て来なそう…。翻訳本の概念を覆してくれた作品。

あとは、ジェフリーフォードの「白い果実」かな。

原文を日本語翻訳したのち、更にその日本語翻訳を別の作家に、その人の文体に翻訳してもらう、というもの。

 

というような翻訳本もあるので、翻訳は奥が深い。

一概に読みにくいもの!と声高にいうもんでもないと思う。

映画の字幕や吹き替えと同じで、翻訳本読んでる限り翻訳家の感性を通してしか読めないんだし。

 

意見の一つであった、読みにくいのも楽しみ方の一つ、ってのも、なるほどです。