ネバエンジャ

楽しく生きよ

パイレーツオブカリビアン 最後の海賊

シリーズ全て映画館で観ておりますが(うちの母がね、昔からジョニーデップ好きなんでね)、今回も観にいってきましたー。

今回から監督変わったのか?

いや、なんか・・・・・・今までと全然違った。

調べてみたら今までと違う人だった。

 

以下ネタバレです。

 

 

結論から言うと、酷い出来だった。

今までの伏線をこの映画一つで全て無理矢理回収し、ジャックの身辺をキレイにしたとしか思えない映画。

これが最終作になるような感じもありますが、新たな監督に引き継ぐというのであれば、ジャックの身辺をキレイにしたことによって新たな話を作りやすくする、という目的が絶対あっただろ。

 

まず、今回ジャックスパロウがいらない。

そもそも、ジャックの扱い方が下手糞。この監督(脚本家?)、今までパイレーツオブカリビアン見たことあったんか?ってくらい。

 

パイレーツシリーズの目玉の一つといえばアクションシーンだが、今回アホほどしょぼい。

 

いちいち新キャラをウィルとエリザベスに近付けすぎ。近づけただけで印象は0。今作ヒロインもエリザベスに近づけたはいいが、ただの強気で知的な女ってだけで、エリザベスのような愛嬌はない。

 

突然意味深なキャラが出てくるけど、全然関係なかったってキャラが何人かおる。

続編作るつもりであれば伏線になるのかもしれんが、それにしたって仕込み方が下手過ぎる。

 

そしてここが一番おかしかった。

バルボッサの死。

まず、シリーズ通して観ていれば、ここで普通バルボッサ殺さんやろ、と思う。

しかも死ぬ理由がバルボッサにしては美しすぎる。そういうキャラじゃねぇしバルボッサ。

ラストのとこでまだウィルが助けたとかだったらちょっとは納得できたかも知れんが(それでも娘の為に死のうとするバルボッサはどう考えても別人すぎておかしいが)、普通に死んでるし。

そもそも「呪われた海賊たち」で一回死んで、その後ティア・ダルマに復活させられて、なんでここでまた殺すのか。

しかも作中で「俺は死んでも海賊~」みたいなセリフ言ってたのにこれか。

 

まとめますと、今作はとにかくジャックに関わる周りのものを全て整頓する為だけに作ったという感じ。

これが最後の作品になるのだとしたら、あまりにも不憫な終わり方すぎる。

せめて、最後にするのであれば2作に分けるべきだった。それでもキャラが違いすぎる&アクションがクソすぎるという点では2作とも駄作になると思うが・・・。

この監督マジで今までの作品見てなかっただろ。と思う。

 

まぁ、今までのキャストが「もうこの作品出ない」って言ってるわけだし、今作で最後だから出た、という人が多かったみたいだから仕方ないのかもしれないが・・・。

 

それでも今までの監督が作っていれば、もうちょっとキレイにまとめていたと思う。

今作は明らかに監督の抜擢ミス。

 

一話完結型でめっちゃキレイに仕上がっていた「生命の泉」を見習って欲しい。