ネバエンジャ

楽しく生きよ

はるときとの出会いは結構私の中では運命的でして、そもそも今の友人がいなければ私ははるとき3に出会うこともなく、乙女ゲーをすることもない視野の狭いゲーム好きになっていたことでしょう。

 

私はゲームを暇つぶしとかでやってるわけじゃなく、「趣味」として大好き。

読書とか、映画鑑賞とか、編み物とか釣りとか…そういう事に時間を割くのと同じ感覚で、趣味としてゲームが好きだし、他にも色々挑戦してみたけれど、やっぱりゲームよりも面白いことって今現在では無いな。

 

私に「乙女ゲー」を教えてくれた友人は、

最初に「金色のコルダ」を貸してくれた。

その時本当に衝撃的で、「なにこれ!私が想像してた乙女ゲーと全然違う!」と感動したんです。

後で知ったことですが、「いい電子」でコエテクに取材に行った回で「男性も遊べるように作ってます」とインタビューで言われていたことがすごく印象的でした。

初めてプレイした乙女ゲーが「薄桜鬼」や「うたプリ」だったら私は二度と乙女ゲーを触ることはなかったと思う。

 

その次に貸してくれたのが「遥かなる時空のなかで3」。

1でも2でもなく3。突然の3。

しかも私が最も苦手とする歴史物。

それでも私の中で、ゲームで偏見はしたく無いと言う気持ちやらなんやらもあり、そもそも私の趣味を理解してる友人が貸してくれたのだからと、プレイしたらこれがもう…やばかった!

 

私のゲーム史のなかで、出会えて良かったゲームの上位にくるソフト。

なにがそんなにすごいのかと言われても、

私はゲームも本も映画も感覚的に楽しむタイプなので言葉にするのがすごい苦手なんで…とにかく素晴らしいゲームだ!としか言えないんですが…笑

滅多にやらない乙女ゲーが、マイゲーム史に残る名作っていうところが本当にもうね…。

乙女ゲーと言ったら偏見の目しか向けられないけれど、このゲームは本当に……男女問わずやってほしい。

とにかく主人公の望美が本当に魅力的なんです。

 

 

このゲームを貸してくれた友人は、元々外に出るのが苦手なタイプで、でもいろんな物事に関心がある人だったんですが、

出会った当初私はまだ社会人になりたての18歳。

一方友人は私よりもだいぶ年上。

若さってすごいなと思うんですが、私もその会社でいきなり岡山飛ばされたりお金をたくさん持っていたりでウキウキしてたと思うんです。

よく知りもしない土地に、その友人が行きたいって言っていたコンサートへ一緒に行ったんです。友人は興味あったけど行く勇気がなくて行ったことがなかった。私も自分の意思で行ったことがなかった。(連れてってもらったことはあった)

新幹線のチケットの買い方も、旅行のホテルの取り方もよくわかんない2人で京都を飛び出したんですよ。

その時まだスマホも普及してない頃。パソコンで色々調べて、多分東京だったかな?二人で行ったんです。

 

それからというもの外に出るのを苦手としていたその友人が物凄くアクティブになって、多分今では私以上にアクティブに…。スマホが普及しだしてからは更に…笑

おかげでいろんなコンサート情報や舞台を把握していて、色んなところへ連れてってくれるので視野が広がります。凄いです。奴は本当に凄いです。

私も一人で東京やらなんやら遊びに行くことありますが、奴はレベルが違う…笑

 

初めて出会ったのが20代だったらきっと一緒に東京行こう!なんて言えなかったかもしれない。

違う形で行ったかもしれないけれど、そうなっていたら既にお付き合いもなかったかもしれない。

もう10年は仲良くしてくれてる友人。1年に一回会うか会わないかレベルだけど。

 

人との付き合いが本当に少ない…というよりも、

現実で10年以上付き合いのある友人は多分この人だけ。というか、そもそも友達自体この人だけ……。(ネットはまた別)

 

はるとき、ゼノギアス、コルダ……とにかく私の小さい小さい世界をめちゃくちゃ広げてくれた友人。

私がかなり偏屈で、ほとんどの物事がマイナスからのスタート。

それを広げてくれたのがこの友人。

私が長女で、友人は確か次女。

血液型が私がAで、友人はB。

ゲームの好みも基本的には違うし、好みのタイプも違う。舞台やコンサート行っても見るとこ全然違うし感想もほぼ違う。

それでもいっしょにいて楽しいし、この友人の言うことはとても信頼できるし「なんだよ分からず屋」とか思わない。結構偏見しちゃうタイプなんだけど…。

 

はるときがなければ私は乙女ゲーに手を出さず、

アホみたいに同じようなゲームをしては自称ゲーム好きを名乗って踏ん反り返ってたと思う。

乙女ゲーをやる事で、他のゲームに対しての偏見も消えた。

だからどんなジャンルも楽しくやれる。ゲームがすごく楽しい。

 

 

やっぱり、持つべきものは友なんだよ。