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ブレードランナー2049(ネタバレ有り感想)

トピック「ブレードランナー2049」について

www.bladerunner2049.jp

 

トピックになってた。

そんなわけで、前回はネタバレ無しで感想を書きましたが、今回はネタバレを含む感想を。

ガチネタバレなので観てない人は回れ右しよう。

ginirorion.hateblo.jp

↑ネタバレなし感想。たいしたことは書いていない。素直に面白かったかどうかくらいしか書いてないけんども。

 

続きからネタバレあり感想

 

 

 

 

 

 

ネタバレ無し感想にも書いてましたが、「素直に面白い」と思える作品だし、「続編としては全然有り」だと思ってます。

ただ、「映画として面白い」作品であって、前作を踏まえて「ブレードランナーとして面白い」かどうかときかれると、ちょっと悩むところではある。

というのも、前作とは系統が違うんだよな・・・。

うまく表現できないんだけど、前作は「口数が少なく多くは語らないけど深みがある」感じで、今作は「口数が多くて物語としては面白いけど前ほどの深みはない」っていう感じ?

 

なので、結構賛否の分かれる作品だと思うんだよな・・・。

でもそういう点では前作を見ていない人でも入り込みやすい作品ではあると思う。

 

前作の登場人物や設定がぶわっと出てくるので、その辺は前作を見ているほうがわかりやすいと思う。

レプリカントの過去の記憶についてとか、折り紙とか、レイチェルとか・・・)

あとは、今作のテーマと前作のレプリカント達が語る(求める)テーマを考えた時に、なんか胸が切なくなるというか・・・・・・。

前作では最終的にロイがデッカード助けてますからね。

その辺を踏まえて観ると、今作で登場したデッカードの心情とか考えた時になんか複雑な気持ちになるよね。

 

一応「ブレードランナーの続編」ですが、これ一作でも映画としては成り立っているし普通に面白い。

ただし、前作があるから・・・前作が強烈(何が強烈なのか未だにわからないところが不思議な映画)だったので、そこを思うと「少しライトになったかな」と思わざるをえない。

 

とは言え万人受けするかと言われると微妙。設定をしっかり理解しながら観ないとついていけないと思うので、集中力を要する。中途半端な感じで見てしまう人には「なんじゃこれつまんね!」って映画だと思う。

なんせ3時間の中にこの独特な世界の設定を詰め込んでるわけだし・・・。

 

 でも普通に面白いし、前作の熱烈なファンでもクソみたいに叩くような映画では無いとは思うよ。

デッカードは結局人間なのか、レプリカントなのか」的な問題が明確な答えとして出てきてしまったらボッコボコに叩かれそうな気はするんだけど(いや作り方にもよるか)、その辺もうまいことかわしてるしね。

 

ところで、この映画の中の謎なんですが、ウォレス社と最後に出てきたレプリカントの反乱軍はなんで手を組まないの?目的一緒じゃないの???

ウォレス社の目的は反乱軍と同じじゃないのか?私あの社長さんの目的はレプリカントの世界を取り戻す(作り出す)だと思ってたんだけど。

あれ、だとしたらなんで人間にレプリカントを与え続けてるんだっけ???

そもそもあの社長さんはレプリカントちゃうんか。首にUSB挿せる穴あったし。(USBじゃないかもしれんけど)

 

や、私の思い込みと言うか勘違いで、「人間にレプリカントを与え続けることが最上の幸せ」「人間の為に」という考えの元動いてたのか・・・?そうでないと辻褄が合わん。

あの社長がレプリカントなのか人間なのかわからないけど・・・でもレプリカントって奴隷だよな。そう思うと反乱軍みたいな考えが自然だよなぁ。

まぁ、今回は「レプリカントが出産する」というのが話の核心なので、レプリカントレプリカントを造ってたらそれはそれで意味深に思うのだけど・・・。

でもやっぱあの社長は人間と思うほうが自然なのか。

USBの穴は「僕らの」の別地球の人らにもあったしそういう世界観と思えばいいのか。

でも人間がそういう改造を施されてる世界観としては見てなかったので、そうなると私の中で「ブレードランナー」の世界観に対してちょっとした混乱が・・・。

 

うーーーーん・・・・・・・・ちょっともっかい観ようかなぁ・・・この辺がすっきりしないなぁ・・・。

 

設定がそもそも複雑なので、考えをまとめるのに時間が掛かるんだよな。

もうちょっとしたらまた新たな疑問が浮かんでくるかもしれない・・・。

とりあえずもう一回観たいけど今度は1人じゃなくてもう一人誰かの考えを聞きたいから誰かついてきてくれ・・・・・(ぼっち)。