たまーに本屋さん見て回ると、本の表紙が大体漫画っぽい絵になってるっていうか……登場人物がすでにイラストで書かれてることが多いじゃないですか。ライトノベルの話じゃないよ。
あれ、すっっっっっごい嫌で、最近の本をあまり読まなくなった要因の1つです。
登場人物の姿形や場所のイメージは自分で想像したいし!!!余計なことすんなし!!!
なんていうかなんかもう映像化ありきでやってない??
本の楽しみ方を1つ奪われた気分。
でもこうした方が売り上げ伸びるからやってるんだろうな、とか、イラストレーターさんのお金になるのよな、とか思うとこんな叫びはどこにも届かないのだろうなと虚しくなるのでした。
世の中はこうして回ってるのだ……。
飯テロとかインスタ映えどうこうとかだって、正直そんな好きじゃないよーでもそれを見た人たちが客としてまた店に行って〜とかやって経済は潤うのだからほんま何にも言えんよ(笑)
これを悪いとは思ってないけど、私は感動したものに対して写真撮るほどの心の余裕がないので撮ってる暇がない。なんか、スマホとかカメラ起動して画面越しに見るなら一刻も早く肉眼で見たいというか。
静物は撮る余裕があるからいいけど、基本的には写真撮るのがあまり好きじゃないかも。そもそもの話だな。
私の好きな服部まゆみの「この闇と光」も、顔こそ書かれてなかったがちょっとそういう系の絵というか、言っちゃ悪いが安っぽい表紙になってるの悲しくて悲しくて〜〜。
内容がかなりお耽美なお話なのでそれっぽい雰囲気にしたんだろうがなんか安っぽい。
ハードカバーの高級感が好きで、昔から敢えてハードカバーを買うことが多いのですが、文庫サイズはさらに買わなくなりそうだ…。
表紙っていうか本の装丁で1番好きなんは文句なしで山尾悠子。
千早茜の魚神は人物画だけどなんとなく好きな表紙。表紙の人物が本の内容の人物と個人的に一致しなくて。
いしいしんじの「ポーの話」の表紙もいい。
…全部ハードカバーね。